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Blackmore's Rainbow / Rainbow Rising

Guitar : Ritchie Blackmore
Vocal : Ronnie James Dio
Bass : Jimmy Bain
Keyboard : Tony Carey
Drum : Cozy Powell

＜Album Comment＞

Rainbow の 2nd アルバムです。独特で非常に説得力がある声を持つ Dio、リズムの正確さはもちろんの事、パワフルで手数も多い Cozy 、曲を上手く盛り上げ、ソロパートでは速弾きをしまくる Tony と各々のテクニックは Deep Purple と一歩もゆずりません。もちろん、曲もめちゃくちゃ様式美しています。これが様式美の代表と呼べるアルバムだと思います。

Deep Purple では考えられないようなメロディアスな要素がたくさんあります。ヴォーカルの Dio が見事に歌い、今までのクラシカル路線とはまた違った存在感があります。特に後半の２曲は圧巻です。Rainbow を聞いたことない人は絶対にこのアルバムを聞きましょう。

＜Song Comment＞

Tarot Woman

様式美というものを決定づけるようなキーボードから始まる曲です。まさしくアルバムの幕開けにふさわしい力強い曲です。Ritchie のギターリフとキーボードが上手く作用し、Cozy もバックでパワフルに叩きまくり、サビの歌メロと同じように弾いている Ritchie のギターと Dio の声は最高にかっこいいです。

Run With The Wolf

ゆったりとしたリズムの曲ですが、おかずの多いドラムがパワフルに叩きまくっているので、普通の曲にはなっていません。Ritchie も弾きまくっていますが、Dio、Cozy があまりにもすごいです。説得力をもたせています。

Starstruck

Ritchie が得意の三連シャッフルです。本当に上手くノリを出しています。イントロから Ritchie が弾きまくっていますが、そのバックで Cozy が恐ろしいほどパワフルに叩きまくっています。Dio も時折得意のシャウトを挟みつつ、すごくかっこいい声を聞かせてくれます。

Do You Close Your Eyes

ものすごく短くて(はっきり言って今まで Ritchie が作った曲で短いのはあまり知らなかったので...)、すごくポップになっています。特に歌メロはかなり顕著にでています。この歌を聴いて、Deep Purple を脱退した理由がわかりました。ギターソロもほとんどなくて、Dio の声の良さを充分に堪能できます。

Stargazer

イントロのものすごく叩きまくるドラムから始まり、その直後のギターから、寒気が総立ちです。サビに入る直前の Dio のヴィフラートはすごいの一言です。ここではサビの Tony と Ritchie が弾きまくり、Cozy がバックで叩きまくり、Dio がすごく独特の声を聞かせてくれます。ギターソロもクラシカルなフレーズをばんばんたたき出しています。

A Light In The Black

凄く速くてクラシカルなナンバーです。ギターもすばらしく、ソロでもキーボード、ギター、そしてクラシカルな決めフレーズをキーボードとばっちり決めてかっこいいです。でも、ここで僕が感じたのはドラムのすごさです。イントロからぼこぼこ叩いていますが、そのクラシカルなソロフレーズのバックでバスドラとハイハットを凄い速さで叩いています。