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Rainbow / Long Live Rock'n'Roll

Guitar/Bass : Ritchie Blackmore
Vocal : Ronnie James Dio
Bass : Bob Daisley
Keyboard : David Stone
Drum : Cozy Powell

＜Album Comment＞

何曲は Ritchie がベースを弾いています。メンバーも多少変化がありますが、Dio,Cozy がそのままいてます。

前作 Rainbow Rising の延長線上にあるアルバムです。このアルバムも名曲ぞろいです。Ritchie,Dio,Cozy が他の人にはまねできないような個性をもっています。前作と比べるとアルバム全体を通すとどうしても見劣りしてしまいますが、各々の曲は前作同様すばらしいです。

＜Song Comment＞

Long Live Rock'n'Roll

お得意のシャッフルリズムです。やはり、Ritchie はこの手のリズムが大好きみたいで上手にこなしています。聴いていると自然と体が乗ってしまうぐらい心地良いです。ギターソロでもあくまでもはねたリズムで弾きこなし、Cozy もすごく上手くリズムを刻んでいます。

Lady Of The Lake

イントロからすごく Ritchie らしいフレーズを弾いている曲です。ここでは Cozy のドラムでしょう。今までのドラムに比べるとそれほど速くはないけど、すごく手数が多くて、ばしばし叩きまくっています。しかし、リズムも全く乱れることがありません。普通の歌なのに、Dio の強烈な声、Cozy のドラムで一気に曲の雰囲気を変えているところもすごいです。

L.A.Connection

ミディアム系のずっしりした曲です。ギターのリフとドラムのスネアがずしずしと響いています。そんなに速くない曲ですが、Dio がしっかり歌っているので、すごく説得力があります。ギターソロもおとなしくスライド中心です。

Gates Of Babylon

すごく不思議な雰囲気のある曲です。タイトル通り、Baylon の雰囲気が出ています。サビはかなりぐっと盛り上がっています。ギターソロは起承転結がはっきりしていて、とてもきれいでメロディアスです。非常に独特の雰囲気の持ったかっこいい曲です。この曲を聴いてピーンとこない人は Ritchie とは無縁の人でしょう。

Kill The King

クラシカルで速いナンバーです。これもイントロのギターからかなりクラシカルに決めていて身震いがするほどです。ソロもかなり速く、Ritchie でもライブでは弾けないほどです。ここのすばらしいところサビの歌メロです。それほど高くはないのですが、きれいにヴィフラートをかけている点です。ドラムは速くてパワフルです。これは Cozy だからここまで叩けるのでしょう。

The Shed(Subtle)

Ritchie のギターソロから始まる実に Rainbow らしい曲です。Dio のメロディがすごく説得力があるから普通の曲に聞こえないのが不思議です。

Sensitive To Light

すごく軽快なポップナンバーです。ギターリフがすごくかっこよく曲にポップだけで終わらせていません。所々で出てくるカッティングが曲をすごくポップにしています。特にサビのリズムにはものすごいものを感じます。これも Cozy がすごいということがわかります。

Rainbow Eye's

すごく悲しいバラードです。一歩間違うと演歌にもなってしまいそうです。しかし、Dio が激しくはないけど、独特の声で歌っているからかっこよく聞こえます。名曲です。