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Ritchie Blackmore's Rainbow / Ritchie Blackmore's Rainbow

Guitar : Ritchie Blackmore
Vocal : Ronnie James Dio
Bass : Craig Gruber
Keyboard : Mickey Lee Soule
Drum : Gary Discoll

＜Album Comment＞

Ritchie が Deep Purple を正式に脱退する前からレコーディングされていたアルバムです。Ritchie が Deep Purple ではできなかったことをここでは披露しています。アルバム自体の完成度はさすがに高いです。しかし、全体的におとなしめでポップな曲が並んでいるために、途中でだれます。何曲かは好きな曲もありますが、嫌いな曲もあります。

しかし、ライブなどでは頻繁に演奏されている曲も多くあり、(Man On The Silver Mountain など) テンポも速くなっているため、盛り上がる曲が多いです。

＜Song Comment＞

Man On The Silver Mountain

印象的なギターから始まるミディアム系の曲です。繰り返し出てくるギターリフが曲のイメージを決めていますが、Dio の独特の声により、さらに曲に磨きをかけています。Ritchie もギターソロでは弾きまくっていてかっこいいですが、アルバムの幕開けにはちょっとおとなしいかな？とも感じます。

Self Portrait

すごくブルージーな曲です。イントロから Ritchie と Craig が弾きまくり、すごく曲を引き締めています。Dio も良く声が出ていて、特にサビでの声にはほれぼれします。

Black Sheep On The Family

すごく軽快なポップな曲です。すごく Ritchie もすごく気持ちよくシャッフルのノリをだしています。思わずサビでは一緒に歌ってしまいそうです。ただ、もう少しドラムががんばってくれるといいんだけど...

Catch The Rainbow

Dio の声がすごくいいとよくわかるバラードです。すごくさみしいギターとキーボードの音に、Dio の何ともいえない声が重なり、曲を引き締めています。Ritchie もスライドバーを中心にしたギターを弾き、悲しさをさらに倍増しています。

Snake Charmer

イントロからいかにも Ritchie らしいノリのいい曲です。ドラムは今までそんなに目立っていませんでしたが、この曲ではかなり叩きまくっています。Ritchie も Dio のメロをなぞったりと弾きまくっています。後半部分の Ritchie がギターソロを弾き、Dio がシャウトしているのはかっこいいです。

The Temple Of The King

ゆったりとしたバラードです。Catch The Rainbow よりもさらに寂しい曲です。Ritchie もクリーントーンのアルペジオ中心で、さらに寂しくなっています。Dio も声がでていて、良い曲なのですが、ちょっとおとなしいです。

If You Don't Like Rock'n'Roll

曲のタイトル通り、ロックンロールです。特に、キーボードがすごく良い音を出しています。Ritchie がこういう曲をするということが珍しいと思います。Dio も相変わらずの声でロックンロールのリズムで歌っています。時折出てくるギターのフレーズがなかなか Ritchie らしさを保っています。

Sixteenth Century Greensleeves

ミディアム系の曲ですが、ギターのフレーズがすごく印象的です。メロをなぞったり、空間を埋めるようにギターソロを弾いていたり、すごくかっこいいです。サビに来ると、Dio の声のすごさに感動します。

Still I'm Sad

インストの曲ですが、すごくかっこいい曲です。Ritchie がメロディを弾いています。ライブではこのメロディを歌をいれて披露しています。歌ありの方がいいと思いますが、Ritchie の独特のメロディもすごくいいです。